4匹の子ぶた

ADD・ADHDの息子たちとの奮闘日記

歯医者さん

f:id:km5rw:20150326003835j:plain
 
 
小さい時から病院通いが日常だったせいか、歯医者さん、耳鼻科、レントゲンに心電図、鼻からカメラだってへっちゃら。
血液検査もなんのその・・・なんでもこぉ〜いっ!なちゃみぃさん。
 
今日は奥歯に出来てしまった虫歯の治療をしに歯医者さんへ。
最近、落ち着きのなさがかなり目立つので、静かにしてなきゃいけないところへ連れて行くのは大変。
気になったものはなんでも確かめてみなきゃ気が済まないちゃみぃさんは、診察台のところにある歯を削る機械や唾液を吸う機械、紙コップを置くと水出てくる蛇口、口の中を見る鏡・・・。
すべてが気になって仕方がない。
触ってみないと気が済まない。
 
どうして水が勝手に出てくるのか、どの条件で水が出るのか・・・。
水が入ったコップを持ち上げてまた置いてみる。
水は出ない。
その水で"ぐちゅぐちゅぺっ"をして、コップを置く。
水が出た。
空のコップに水が溜まると今度は"ぐちゅぐちゅぺっ"としたところから水が出て、シンクが流されていく・・・。
「ほぉほぉ〜!こーなるんですなぁ」と一人で納得。
 
Dr.が来て治療開始。
口の中を照らすライトの真ん中が鏡になっていて、その鏡で治療している口の中を確かめているちゃみぃさん。
ちょっとズレると「見えない!ちゃんと見えるようにして!」と要求。
Dr.が新しい器具を持ち出す度に手を出して確かめようとする。
「それなに?なにするやつ?どうやって使うの?!見せて!」と騒ぐ。
そんなちゃみぃさんを見て、Dr.は何か始める前に器具の説明をしてくれるようになった。
「これはね、小さな耳掻きみたいはやつだよ。これで虫歯の中のばい菌を取るよ」とか
「今度はね、このお水が出る機械で虫歯の中を洗うよ。手を出してごらん?ほら水が出るでしょ?これで洗うんだよ。そしてこっちはお口の掃除機。ほら触ってごらん?掃除機みたいに吸われちゃうでしょ?これでこっちから出てきたお水を吸うんだよ。やってみよう!」
本人に説明して、可能な限り触らせて、確かめさせて納得してから始めてくれる。
親から見ても、こりゃ面倒な患者だ・・・。
 
そんな親切丁寧なDr.に悲劇が起きた。
ちょっとくらい落ち着きがなくても、嫌な顔一つせず、なんでも確かめないと気が済まないちゃみぃのために丁寧に一つづつ説明して、触らせて本人が納得するまで付き合ってくれているそんな優しいDr.なのに・・・。
虫歯になにやら薬を塗って、乾くまで口を開けてなきゃいけないので、口の中に唾液を吸うための小さな丸太のようなガーゼを入れてDr.が抑えてくれている時、その悲劇は起きた。
口の中を抑えられながらもじっとしていられずもぞもぞ動き出すちゃみぃ。
口の中にDr.の手が入っているのにお構いなしにしゃべろうとするちゃみぃ。
当然、思うように喋れない。
あれ?なんか口の中にあるぞ?と思ったのか、Dr.の指の感触とガーゼの感触の違いを確かめたくなったのか・・・
Dr.の指をベロベロ舐め始めた・・・
動揺を隠せないDr.
「ちょっ、ちょっとそれは・・・。ちょっ、ちょっとそれは〜。ちゃみぃくん?!」
ちょっとやそっとのことでは動じない私もさすがにびっくり。
「それはやめて〜」と裏返った声で連呼。
本当に小っ恥ずかしかった。
 
Dr.の指の感触も確かめられて大満足なちゃみぃさんは最後に治療の終わった歯を見せてもらって納得の出来だったらしく「せんしぇ〜、上手だね・・・」と上から目線の褒め言葉を残しつつ、最後に「ありがとーごじゃいました」とお礼も忘れずに診察室を後にする・・・。
 
車に戻って、私の友人から貰ったドラえもんと何やら謎の会話をしつつ帰宅。
今日も無事に予定をこなした。
 
そして、このblogを書いている現在午前1時39分
ちゃみぃさんはまだ眠れずにベッドの中でゴロゴロしている。
歯医者さんに行ったので、たぶん眠れないだろうとは思っていたけれど、やっぱり眠れないちゃみぃさん。
刺激の多い事をした今日のような日は薬の効き方もイマイチ。
そしてタイミングも逃してしまったのだろう。
添い寝をしてしまうと余計に眠れなくなるので、少し離れたところから様子を伺いつつ、寝るのを待つしかない。
今夜は夜泣きも酷そうだ・・・。